method

受注製作だからできる manufacturing method

ミッレフォーリエ ハンドメイドシューズ

マッケイ製法

マッケイ製法

イタリアの伝統的製法。
アッパー(甲革)、インソール、アウトソールを一度に縫い付けます。
コバの張り出しが少なく、返りが良いのが特長です。 高級靴を作る製法としてグッドイヤー・ウェルテッド製法と並んで独自の地位を保っています。
モカシーノ、ボロネーゼ製法などはマッケイ製法の派生形のひとつで、それぞれアッパーの仕立てを変化させたものです。

【特 徴】
  • 1. 返りが良い
    構造が簡単なため、中底・表底にいろいろと工夫する事ができます。
    また、この特長に合わせてカーフなどの柔らかい素材が使われることが多いです。
  • 2. 繊細で軽快な靴が多い
    製法の特長を生かすために、特別柔軟な素材が使われることが多く、軽くてしなやかなイメージが出ます。
  • 3. さまざまなタイプの靴に対応
    構造がシンプルなためドレスジューズ以外に、
    ローファーなどカジュアルなタイプの靴でも使いやすい製法
    (作りが軽快な為レディースでも多く用いられている製法)

ハンドソーンウェルテッド製法

ハンドソーンウェルテッド製法

昔ながらの手作業によりウェルト(押縁)を縫い付けます。
ウェルテッド製法の原形で、19世紀後半にグッドイヤーウェルテッド製法のミシンが開発されて大量生産できるようになる前は、 職人が一針一針縫っていました。
履き心地の良さなどから、近年その価値が見直されるようになりましたが、完成するまでに非常に時間がかかり、必要とされる技術の高さなどからその貴重さは益々高まっています。

【特 徴】
  • 1. 返りが良い
    リブとよばれるパーツを使用せず、ウェルトを中底に直接縫いつけているために底の返りが良く、履き心地がとても軽く感じられる。 (グッドイヤー・ウェルテッド製法はリブがあるため、返りが悪く無理に曲げるとリブが剥がれてしまうことがあります。)
  • 2. 耐久性が良い
    リブが中底から剥がれたりせず、アッパー(甲革)、ライニング、ウェルトが中底にしっかり縫いつけられているため非常に耐久性に優れ、修理も可能である。
    地面から靴内部に達する縫い目がないために耐水性に優れる特徴もあります。
  • 3. フィッティングしやすく、足当たりがソフト
    グッドイヤー・ウェルテッド製法より、中物コルクが薄いので経年によるコルクの沈み込みが少ないので履き始めからジャストサイズを履くことができます。 したがって始めから柔らかい足当たりを実感していただくことができ、革の中底が履くほどに足に馴染む特徴があります。 (グッドイヤー・ウェルテッド製法の場合、コルクの厚みが4〜5mmあるため、コルクの沈み込みを考慮して履き始めはかなりタイトなフィッティングとなります)

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